金髪女子の一人旅③
タイを目指していたのに大連で一泊することになってしまった彼女。
こちらの続きです。
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疲れきった彼女は
シャワーを浴びてすぐに眠りについた。
翌日
けたたましい電話の音で目が覚める。
重い頭を持ち上げてなんとか電話の受話器をとるも、またもや中国語で何を言っているのかわからない。
とりあえず「オーケー」とだけ言って電話を切った。
集合の5時までは時間があったので
準備をし、荷物を整理して
ロビーへと向かった。
ロビーで顔を合わせた彼女と彼は「おはよう」と挨拶をし、空港までの道のりを共にした。
彼女の旅のこと、彼の仕事のこと、色々な話をしていると、あっという間に空港にたどり着いた。
空港に着くと
彼は乗客の中から日本語を話せる中国人の男性を探し、彼女に紹介した。
彼女の話を伝え、
北京空港まで連れて行って欲しいとお願いしてくれたらしい。
中国人男性と彼女は挨拶を交わした。
彼女は彼にお礼を伝え
彼は彼女を見送り
別々の道へと進んだ。
大連の朝空♪
中国人男性は、大連空港から北京空港まで
彼女と行動を共にしてくれた。
中国語が全くわからない彼女は本当に助けられた。
しかし中国人男性は
北京空港での乗り継ぎがすぐなので
北京空港からは彼女を世話することができないと言った。
そして今度は
日本に住んでいるという中国人女性を彼女に紹介した。
中国人女性は優しく彼女を受け入れ
チケットの手配など、必要なことを一緒にしてくれた。
彼女の目的地であるバンコクへは夜の便しかない。
中国人女性は
「私も時間があるから一緒に過ごそう」
と言い、微笑んだ。
北京空港だよ♪
中国人女性は日本に10年以上住んでいて
今回は実家に帰省しに中国へ来たらしい。
彼女と中国人女性はすぐに打ち解け、
10時間ほどの時間を共に過ごした。
ご飯を食べる時も、お茶をする時も
中国のお金を持っていない彼女の分まで
支払いをしてくれた。
2人が食べたおかゆ♪
空港にいる間
彼女は、同じ飛行機に乗っていた乗客から
たくさんの励ましの言葉をかけられた。
金髪で一人おっきなバックパックを背負う女の子の姿は目立ったのだろう。
彼女が一人でタイを目指していること、そこから東南アジアを旅する予定であることをみんな知っていた。
最初からトラブル続きだったが
たくさんの人の優しさにふれ
彼女の心はあたたかいもので満たされていた。
いよいよバンコク行き飛行機の時間が近づき、中国人女性と彼女はお別れをした。
「また日本で会いましょう」と。
続く、、、
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