金髪女子の一人旅②

北京経由でタイのバンコクを目指していたのに、大連に降り立つことになってしまった彼女。

さぁ、この先どうなるのでしょうか、、、

こちらの続きです。

金髪女子の一人旅① - あこちゃんぺ

読んでない方はこちらからどうぞ♪

読んだら戻ってきてねー‼︎

飛行機から降りたところ♪

バスに揺られ30分ほどたっただろうか。

何かアナウンスが入るが、中国語なのでさっぱりわからない。

呆然としていると

隣の日本人男性(空港で声をかけてくれた男性)が通訳してくれた。

どうやらホテルに到着したらしい。

明日の朝5時に大連空港行きのバスが出るから、それまでに集合するように。

とのことだった。

みんなぞろぞろとバスを降りる。

が、しかし、、、

ホテルと思われる建物は真っ暗。

鍵も空いていないようだ。

何人かの中国人男性がホテルの扉をたたきながら、大声で何か叫んでいる。

きっと空けろ！ということなのだろう。

少したって、入口の灯りがついた。

そしてホテルの従業員と思われる女性がけだるそうに姿を現した。

なにやら言い争いを始める中国人従業員と中国人乗客。

ホテル側は「聞いてない」

乗客側は「そんなはずはない」

こんな感じの争いのようだ。

どんどん乗客側の参加者が増えていく。

ものすごい勢いの言い争いだ。

少し距離をとっておそるおそる見守る彼女に、彼は状況を伝えてくれていた。

彼は慣れているのか、少し笑って見つめていた。

 

やっと落ち着いてきたところ♪

なんとか騒動がおさまり、受付の机に部屋の鍵が並べられる。

部屋の数が限られているので、知らない人とでも相部屋するようアナウンスされていた。

彼女は正直、一刻も早く一人になって落ち着きたいと思っていた。

そんな彼女の気持ちを察し、彼はこっそり彼女の分と自分の分の2つの鍵をとり、1つを彼女に渡した。

彼女はお礼を言って鍵を受け取り、部屋へと足を運んだ。

部屋に入り、ベットに腰掛け、やっと一息ついた。

長い一日が終わった。

続く、、、

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